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ぼくの素晴らしい人生 24話「愛しい存在」感想! 

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・ぼくの素晴らしい人生 24話 最終回「愛しい存在」

 

劇団 ワ・サン・ポン第17回本公演

「My Woderful Woeld」

 

初日ソールドアウトおめでとうございます!すごい、ずいぶん人気のある劇団なんですね。私もとても楽しみにしていました。最終回、この舞台を描いてくださってとても嬉しいです。

遥さんのお父さんは、男らしくないですね!いつまでたっても逃げていて、多分自分が悪かったと思っていても意地を張って謝ろうとしない。男の人の、本当に悪い所だと思います!!男の沽券だか何だか知らないけど、みっともないと思います。情けない。かっこ悪い。認めたくないなんて、どうしてもそんなに自分をいい子にしたいんですね。でも、自分以外との円滑なコミュニケーションの中では、いかに自分が悪者になるか、が決め手になることもあります。そしてその対策やこうしたほうがよかった、と口に出せれば、私は偉いもんだと見直します。

ここでは、忍のおばあちゃんが背中を押してくれました。優しく、優しく。

これで少しは心も柔軟になったのかなと思います。怒るより、きっと優しく諭したほうが受け入れやすいのかもしれません。私も肝に銘じます。そして、おばあちゃんにも、救いがありますように。

 

開演--------

ある山の中の、ある喫茶店。そこには、キリン、サルといった動物が通う、天井がない、一見奇妙なお店。そこに、大きな音とともに女の子が倒れていた。

行き倒れの少女、ファーラは行く当てがないと、このカフェで働かせてもらうことに。しかし、初日からファーラは失敗を繰り返す。それを見たマスターは「もしかして目が悪いのか?」と語りかける。とても不安になっているファーラをよそに、マスターは客に「注文するときはゆっくりはっきり言ってやってくれ」と対策を提示。客もそれを快諾。

この店には時々、何かが足りない、変わった客がやってくる。そのたびにマスターは、その客に添った店に造り替えていく。

店を変えて過ごしやすくなるなら、店を変えればいい。

 

ある日、鼻が短くなってしまったゾウの村長がやってきた。短いため食事が出来ないが、みんなの世話にはならないと意地を張る。そこへ、マスターが村長専用のフォークを渡す。これで食べられた!と喜ぶみんな。

ここでは、その人そのままを受入れてくれる場所。マスターは足りないものはないのでしょう?とふとした疑問をぶつけるも「お金を払ってくれるから」とはぐらかす。

ある日、嵐に襲われたが、マスターは店の前の岩をどかさないと水没するというみんなの助言を受け止めきれない。岩に触ったとたんーーーマスターの心に、ぽっかりと穴が…そして、幼い頃の記憶が蘇る。自分も同じ。何か足りないんだと。でも動物たちはこの店が好きだから、無くなってほしくないからと岩をどけようと懇願。そして、マスターも一緒にどかそうと岩に触ったとたん。

雷が落ちて、岩は真っ二つに。ファーラは、その岩の下から現れた花たちを、そっと、みんなの「足りない」場所に飾り付けていく。マスターの、心の穴にも。

誰も完璧じゃない。みんな何か足りない。けれど、人生は素晴らしいーーーー

 

泣きました、泣いちゃいました。誰にでも何かが足りない部分はある。完璧な人なんていない。足りない部分は、補い合えばいい。そんなメッセージ…簡単なようで、実は結構難しいことだけれど、人や周りを見て、受け入れること。それさえ出来れば、実はよく見えるのかもしれないと。顔をあげることから始めよう。そんなメッセージ。

遥さんのお父さんも、やっと心を開いてくれました。認めること。受け入れること。それは一番、幸せで、その人を素晴らしい人生だと思わせる魔法…この中で、最初は一番大丈夫か?と不安にさせてくれた忍くんが、今では一番、幸せに見えます。

人にはそれぞれ、居場所がある。その場所にたどり着くのが、もしかすると人生のミッションかもしれません。そしてその場所にたどり着いたとき、きっと「人生は素晴らしい」と思えるのかもしれません。私は今のところそこまで思えていませんが、これからの人生、諦めたくないなと思いました。きっとどこかに、自分の居場所がある。そう思うとワクワクしてきました。

心温まる作品に出会えて嬉しい。ありがとうございました。次回作も期待しています。

 

 

 

では、今回はこの辺で。

お立ち寄りいただきありがとうございました。

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